吉田松陰の名言16(8月4日生まれ)


「人が横逆をし向けてくれば、
 みずからのうちに、
 不仁無礼のところはないかと反省し、
 反省して無く、しかもなお
 横逆をしむけて来るならば、
 さらにみずからのうちに
 不忠のところはないかと反省する」

   出典:『講孟箚記(上)』、吉田松陰、
       近藤啓吾 全訳注、講談社、P411より


     これは、君子の態度を語った箇所です。

     他人から、理不尽な怒りをぶつけられた時、
     一度は自分を省みる、それはできると思います。

     ただ、自分に非がないような時に、
     さらに相手が怒りをぶつけてきた場合、
     君子はそこで自ら“忠”であるかを問う
     と言うのです。

     相手を責めるのは簡単ですが、そうではなく、
     ここで引用した考え方を実行できたほうが
     カッコイイ気がします(^^)。


      
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