倉田百三の名言5(2月23日生まれ)


「百の悪業に催されて
 自分の罪を感じている悪人よりも、
 小善根を積んでおのれを悪を認めぬ善人のほうが
 仏の愛にはもれているのだ。
(親鸞の台詞)

   出典:『出家とその弟子』、倉田百三、
        岩波書店、P72〜73より


     ちょっといいことをしたつもりになって、
     自分の悪を認めない。
     そんな人より、自分の悪を認める人のほうが、
     素直に、仏の愛にすがることができる。

     だから、悪人のほうが救われるのだ、
     と親鸞は言うのです。

     (ただし、すすんで悪いことをしろ、とは
      言われておりません。
       →
歎異抄(親鸞)の名言6を参照してください)


   
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